人のためにしか生きられない人もいる

「永六輔 誰かとどこかで七円の唄」の本の中に

あるご夫婦がお父さんを喜ばそうと外国旅行に出かけ、

ご主人とそのお父さんは同じ部屋に泊り

奥さんは一人で泊ることになったので、お父さんに知られないように旦那さんにぼやいたそうな。


そのわずか3か月後、ご主人は急病で亡くなってしまう。

結婚後ご主人とは三〇年、

お舅さんとは四〇年の人生?で、

今もお舅さんと一緒に暮らしているという話でした。


一度しかない人生と思うと、

目いっぱい楽しく気楽に生きたいと思うのに

自分の境遇を受け入れて生きている人を見ると、その生活はイロイロあるでしょうに

なんて素敵な人だろうと思う。

天国というのがあるとすればそれはその方のための国ですね。


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byできるじゃん
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