桜坂劇場で試写会を観ていたのに、もっと早く書けばよかった・・
この映画は人間の原点は何かを教えてくれます。
サブタイトルに“いのちのスープ”とあるとおり
食を通して人の心は満たされ愛情が育つのだとつくづく感じました。
レシピはなかったけれど、辰巳さんの素材を大切に扱うていねいなお料理を観て、
私の料理の姿勢も変わりました。
玉ねぎの炒め方ひとつでパンプキンスープやカレーの味が甘くて優しい味に変身します。
お料理だけでなく
辰巳さんの生き方は彼女の母の影響が大きかったようで
彼女のことばひとつひとつが心に沁み入ります。
また、世のため人のために生きるひとは何かがちがうと感じ
自分にも世のために何ができるだろうと考えさせられました。
それから、辰巳さんは
「東日本大震災で、地震や津波はなんとかなるけれど放射能は未来がないですね」
と、おっしゃっていましたけど
いまだに東電の放射能垂れ流しは続いていて日本はこの先どうなるのだろうとおもいます。
日本の若者の未来を考えると
「日本を出なさい」
と本気で言いたくなります。
放射能問題は遠い本州の問題だけでなく食べ物は沖縄へも流れてきます。
この映画は食にたいする考え方など参考になる話があるので
料理人だけでなく多くの人にぜひ観てほしい映画でした。
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